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よくある質問

当社に寄せられる、よくあるご質問と回答について掲載しています。
知りたい情報がない場合、その他ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。




水分測定
  • Q.湿度とは何ですか?
    • A.
      湿度[Humidity]…気体中に含まれる水蒸気量(圧)を表したもの
      湿度には2つ表し方があります。

      相対湿度
      ある温度で気体中に含むことのできる最大量の水蒸気(飽和水蒸気量)に対する実際の水蒸気量の測定値との比率を表したものです。主に大気中の湿度や気象用語などに用いられます。

      絶対湿度
      気体中に含まれる水蒸気量を容積や重量、圧力などで表したものです。特に湿度が低い領域の気体中の水分量を表す場合に用いられます。露点温度、霜点温度、水分量(ppm)も絶対湿度と呼ばれます。
  • Q.相対湿度とは何ですか?
    • A.
      ある温度において気体が含むことのできる水蒸気量(飽和水蒸気量)を100として、実際の水蒸気量の測定値を比率で表したものです。
      相対湿度100%で気体中の水蒸気は飽和し、それ以上の水蒸気は凝縮して水となり、結露を生じます。その結露した時の温度を露点温度といいます。
      相対湿度は飽和水蒸気圧に対する水蒸気圧の分圧として表されます。
  • Q.絶対湿度とは何ですか?
    • A.
      気体の単位体積に対する水蒸気の重量を質量で表します。
      体積絶対湿度と重量絶対湿度(混合比)に分けられます。
      国際的には「絶対湿度=体積絶対湿度」をさしますが、化学工学分野においては「絶対湿度=重量絶対湿度(混合比)」とされています。
  • Q.飽和空気とは何ですか?
    • A.
      特定の温度で水蒸気を保持能力限界まで含んだ空気です。
      相対湿度100%で大気中の水蒸気は飽和し、それ以上の水蒸気は凝縮して水となり、結露を生じます。
      結露とは、固体状態における物質の表面または内部で空気中の水蒸気が凝縮する現象です。
  • Q.露点温度とは何ですか?
    • A.
      結露した時の温度を露点温度といいます。
      露点温度と霜点温度を総称して、露点温度と呼ぶ場合もあります。
      相対湿度100%のとき、周囲温度は露点温度と等しくなります。露点が周囲温度より低いほど結露の発生リスクは低下し気体は乾燥します。相対湿度と異なり露点は温度に依存しませんので、周囲温度が変化してもそこに含まれる水蒸気量と圧力が変わらず同一であれば露点温度は変化しません。
      露点は飽和水蒸気量と直接関連しています。
  • Q.霜点温度とは何ですか?
    • A.
      気体の水蒸気圧に対して氷の飽和水蒸気圧が等しくなる温度が霜点温度です。
      露点温度が氷点下のとき(乾燥空気の時など)、凝結相が氷相であることを明確に示すために、霜点という言葉を用いることがあります。氷の飽和水蒸気圧は水の飽和水蒸気圧と異なるため、0˚C以下では常に露点よりも霜点がわずかに高くなります。
  • Q.露点計の測定原理を教えてください
  • Q.露点計の校正周期を教えてください。
    • A.
      理想的な測定環境下において、年1回の再校正を推奨しています。
      高汚染環境で使用している場合や誤って汚染してしまった場合は、より短い間隔での調整が必要になります。
      基本的に計測器は、信頼性を維持するために定期的に点検する必要があります。出荷時の検査成績書は、いつまでその性能を保証するというものではありません。操作の誤り・異物や腐食性ガスの混入・センサーの経年変化・電気的変位を代表とする全ての要因は、時間の経過とともに測定器の計測値に変化をもたらす可能性があります。正確な測定値を得るためには、定期的な点検・調整が重要です。
  • Q.露点測定値が低下(マイナス方向)する原因は何ですか?
    • A.
      • 要因①経年変化
        酸化アルミナ静電容量式露点センサーは経年変化する特性を持っています
      • 要因②腐食性ガスに曝される
        例えば…Cl2、HCI、H2SO4、その他
      • 要因③高温環境(+40~+50℃)での使用
      • 要因④非導電物質の付着
      原因は、測定環境に依存します。
      個別の事例に関しては、お気軽にお問い合わせください。
  • Q.露点測定値が上昇(プラス方向)する原因は何ですか?
    • A.
      • 要因①導電性物質の付着
        例えば…カーボン、金属粉等
      • 要因②オイルの付着
      • 要因③熱や衝撃などの外的要因を与えた場合
      • 要因④ノイズ、電磁波など電気的要因を与えた場合
      • 要因⑤長時間大気などの湿分に曝された場合
      原因は、測定環境に依存します。
      個別の事例に関しては、お気軽にお問い合わせください。
  • Q.露点計の導入事例などを教えてください。
  • Q.JCSS認定校正はできますか?
    • A.
      はい。
      PSTジャパン株式会社モイスチャー事業部は、計量法第143条第1項の規定に基づく校正事業者としてJCSS(計量法校正事業者登録制度)へ登録されています。
      詳しくは、JCSS認定校正をご確認ください。
酸素測定
  • Q.酸素計は流量依存ありますか?
    • A.
      流量が変更されると、ガス温度や酸素と電解液との相互作用率が変化し、測定値に影響を与える可能性があります。
      分析計は、プロセスガスをサンプリングするときと同じ流量で常に校正されることが重要です。
  • Q.AII社の酸素センサーは、水素バックグラウンドで動作しますか?
    • A.
      はい、標準のパーセントレベルセンサーは水素とヘリウムのバックグラウンドガスで動作します。
  • Q.電気化学(ガルバニ電池)式酸素センサーの適切な測定範囲を選択したいです。
    • A.
      AII社の分析器計は、測定範囲を選択できるようになっています。
      たとえば、GPR-1600には次の工場出荷時設定範囲があります。
      • 0~10 ppm
      • 0~100 ppm
      • 0~1000 ppm
      • 0~1%
      • 0~25%
      どちらを選択するかは、アプリケーション、および表示されると予想される酸素レベルによって異なります。
      アプリケーションに応じた正しい酸素センサーの選定は、弊社までご相談ください。
  • Q.圧力は電気化学(ガルバニ電池)式酸素センサーにどのように影響しますか?
    • A.
      ほとんどの電気化学式酸素センサーは、大気圧下で使用します。

      • ①物理的損傷
        センサーの圧力が突然変化すると、センサーに物理的な損傷が生じる可能性があります。たとえば、隔膜とカソード層にリークが発生すると電解液がプロセスに漏れます。電解液は非常に腐食性が高く、アルカリ性または酸性(XLTセンサー)です。これは、プロセスに損傷を与えるだけでなく、オペレーターにとっても危険です。
      • ②流量への影響
        サンプルガスの圧力は流量に影響します。サンプルガスが酸素センサーハウジングを通って流れることができるように、サンプルベント圧力は入口圧力よりも低くなければなりません。

      *「問題」は個々のアプリケーション、外部要因に応じて大きく異なります。
  • Q.温度は電気化学(ガルバニ電池)式酸素センサーにどのように影響しますか?
    • A.
      酸素を含むサンプルガスは、隔膜を通過し拡散した後、化学反応します。拡散速度は、サンプルガスの圧力と温度の両方に依存します。温度の上昇または低下は、膜を通過する拡散速度を変化させ、次の変化をもたらします。

      • ①反応時間
        ガス温度が低いセンサーセルは、拡散速度が遅いため、ガス温度が高いセンサーよりも応答が遅くなります。センサーの温度が上昇すると、拡散が速くなり、酸素レベルの変化に対する応答速度が速くなります。
      • ②寿命
        温度もセンサーの寿命に影響します。センサーが高温になるほど、より多くのO2が拡散バリアを通過して電解液と反応するため、電解液の消費が速くなります。
      • ③信号出力]
        信号出力は、温度が摂氏1度上昇するごとに約2〜3%上昇します。
      • ④結露
        他のセンシング技術と同様に、センサーの温度は、サンプルガスの露点より5〜10度高く維持する必要があります。そうしないと、水分が隔膜に結露して拡散を阻害する可能性があります。
  • Q.水分は電気化学(ガルバニ電池)式酸素センサーにどのように影響しますか?
    • A.
      ガス中の水蒸気は電気化学式酸素センサーにとって問題ではありません。ガスの流れからセンサーの膜表面に結露する湿気は、センサーに損傷を与えるとは限りませんが、液体の蓄積により、センサーへの酸素の拡散が妨げられ、センサーの機能に影響を与える可能性があります。
  • Q.炭化水素は電気化学(ガルバニ電池)式酸素センサーにどのように影響しますか?
    • A.
      ヘキサンやベンゼンなどの炭化水素液体がセンサーで凝縮すると、膜を物理的に覆い酸素がセンサーに入らなくなり、センサーが測定を行えなくなります。
  • Q.サンプルガスの温度が変化している場合、何がお勧めですか?
    • A.
      ほとんどのアプリケーションでは、分析計の前に0.5〜1 mの1/8”ステンレス鋼コイルを配置すると、サンプルガスの温度が周囲温度と平衡になり、安定します。極端に変動する場合は、コイルを冷水のバス/タンクに配置します。
  • Q.電気化学(ガルバニ電池)式センサーの保管方法について教えてください。
    • A.
      センサーは使用開始前に期限切れになる可能性があるため、事前に(数か月前)に購入することはお勧めしません。
      GPRセンサーは、真空密封袋に入れて3か月(XLTセンサーは6週間)持続できます。窒素封入のパッケージに入れて冷蔵庫に保管すると、保存期間をおよそ2倍に延長できます。
  • Q.AII社の分析計はどのような認定をもっていますか?
    • A.
      認定は、FCC、UL、CSA、FM、ATEXなど、さまざまなモデルと規格で利用できます。個々のモデルのデータシートで確認してください。
  • Q.Pico Ionとスタンダードセルの違いは何ですか?
    • A.
      Pico Ionは電解液の組成とセル構造が異なりますが、主要要素は類似しています。
      Pico Ionは、UHPガスおよび半導体市場向けに設計されています。
  • Q.AII社の電気化学(ガルバニ電池)式酸素センサーの最大圧力はいくつですか?
    • A.
      センサーは通常、大気圧下で使用します。分析器への入口圧力は最大2 bar gですが、圧力ショックを防ぐように注意する必要があります。可燃ガスで測定する場合、ユニットは最大0.5 bar gで操作できますが、この圧力で校正する必要があります。センサーの破壊を避けるために、圧力調整の場合はゆっくり上げたり下げたりする必要があります。
  • Q.どのようなメンテナンスとサービスが必要ですか?
    • A.
      定期的な現場校正/調整が必要になります(通常は1~3か月間隔)。
  • Q.GPRまたはXLTセンサーのどちらを選択したらよいですか?
    • A.
      ほとんどのアプリケーションの標準センサー「GPR」をお勧めします。CO2が0.5%以上の濃度で存在する場合、XLTを推奨します。XLTは酸性の異なる電解液を使用しているため、CO2(または他の酸性ガス)の影響を受けません。
  • Q.アイソレーション/バイパスバルブを使用する理由は何ですか?
    • A.
      隔離/バイパスバルブは、大気への暴露を避けてセンサー寿命を延ばすセンサーの寿命を延ばすための重要な機能です。センサーがすぐに劣化する高レベルの酸素とセンサーが接触するのを防ぐために、機器が使用されていないときに使用します。また、GPR-1200でも利用可能で、あるポイントから別のポイントに移動するときに微量の酸素を迅速にサンプリングできます。
露点計校正
  • Q.校正は必要ですか?
    • A.
      はい、必要です。
      多くの露点計で使用されている検知部の材質は、経年変化の特性を持ちます。経年変化を修正するため、測定の正確性を担保するために、校正は必要です。
  • Q.校正期間(納期)はどのくらいですか?
    • A.
      露点計の一般校正の場合は、お預かりから最短3週間でご返却します。
      長期休暇前後(年末年始、ゴールデンウィーク、夏季休暇、シルバーウィーク)および3月末は依頼が過密になるため、スケジュールに余裕を持ってお申し込みください。
  • Q.トレーサビリティは確立されていますか?
    • A.
      露点一般校正で使用する基準器(鏡面冷却式露点計)は、定期的に英国ミッシェル社にてUKAS校正を受け、英国NPLにトレーサビリティを確立しています。
      JCSS校正で使用する基準器(鏡面冷却式露点計)は、定期的に産業技術総合研究所にて校正を受け、日本の国家標準にトレーサビリティを確立しています。
  • Q.基準器の校正周期は何年ですか?
    • A.
      社内規定にて、一般校正で使用される基準器の校正周期を2年と定めています。
      JCSS校正で使用される基準器については、校正周期を1年と定めています。
  • Q.露点計の校正周期を教えてください
    • A.
      測定の正確さを確保するために、年1回の校正を推奨しています。
      特殊環境下(有害ガス、高温、高湿度など)で測定を実施している場合、アプリケーションに合わせて校正周期を検討する必要があります。
  • Q.検査成績書および校正証明書の有効期限はありますか?
    • A.
      検査成績書および校正証明書は、校正結果を示した書類です。そのため「校正実施時点のデータ有効性を示す」書類のため有効期限という考え方は異なります。
  • Q.他社製品の校正は依頼できますか?
    • A.
      校正は可能です。
      機種によっては調整作業はお受けできませんので、事前にご相談ください。
  • Q.校正期間中の貸出品はありますか?
    • A.
      有償にてレンタル品をご用意しています。
      お貸出しの前に校正作業を実施しますので、事前にご相談ください。
  • Q.校正のために露点計をプロセスから取り外した際に、取付け穴を塞ぐ部品はありますか?
    • A.
      はい、販売しています。ネジ径をご連絡ください。
  • Q.JCSS校正はありますか?
    • A.
      はい。
      PSTジャパン株式会社モイスチャー事業部は、計量法第143条第1項の規定に基づく校正事業者としてJCSS(計量法校正事業者登録制度)へ登録されています。
  • Q.JCSS校正とはなんですか?
    • A.
      JCSS校正=JCSS認定事業者による校正
      技術的に的確であり、能力があることが認証機関によって認められている事業者による校正です。計量のトレーサビリティが国家・国際計量標準からつながっていることが公的に証明されているため、トレーサビリティ体系図が不要です。
  • Q.一般校正とはなんですか?
    • A.
      一般校正=特に認定を受けていない校正
      認定校正付き計測器を用いて校正試験をおこなうことで、国家基準器にトレーサビリティを確立しています。
  • Q.校正証明書とはなんですか?
    • A.
      校正証明書は、被校正器の校正結果を証明する書類です。 被校正器の校正結果が合格(または不合格)であることを証明する書類です。(長期にわたり製品の正確性を保証する書類でないことに注意して下さい。)
  • Q.トレーサビリティ体系図とはなんですか?
    • A.
      トレーサビリティ体系図とは、被校正器が国家標準/国際標準までトレース(追跡)出来ることを体系化したチャート図です。
  • Q.日本国内に修理校正サービス拠点はありますか?
    • A.
      はい、東京武蔵野市の本社に修理校正サービス室がございます。
      取り扱う全てのメーカーおよび製品に係わる校正設備を整え、メーカーによる技術研修を修了しています。
      当社では、メーカーからの技術研修修了書を保有した技術者によるPSTグループおよび販売代理店製品に関する、校正・修理サービスを国内で実施しています。
  • Q.校正・修理の返送先を教えてください。
    • A.
      下記住所をご発送ください。
      [受付窓口]

      製品送付先:〒180-0006東京都武蔵野市中町1-19-18武蔵野センタービル1F
      電話:0422-50-2600
      宛先:PSTジャパン株式会社 校正修理受付担当

      修理校正サービスに関しては、「校正修理のご案内」をご参照下さい。
  • Q.校正設備は見学できますか?
    • A.
      はい、可能です。
      見学には、事前予約が必要です。お気軽に当社までご連絡ください。(諸事情により対応できない場合がございます。)
その他
  • Q.校正・修理の返送先を教えてください。
    • A.
      下記住所をご発送ください。
      [受付窓口]

      製品送付先:〒180-0006東京都武蔵野市中町1-19-18武蔵野センタービル1F
      電話:0422-50-2600
      宛先:PSTジャパン株式会社 校正修理受付担当

      修理校正サービスに関しては、「校正修理のご案内」をご参照下さい。
  • Q.他社製品を検証/検査することはできますか?
    • A.
      個別の事例によりますが、承ることは可能です。
      PSTジャパン株式会社までお気軽にお問い合わせください。
  • Q.日本国内に修理校正サービス拠点はありますか?
    • A.
      はい、国内サービス拠点は、東京都武蔵野市にあります。
      ミッシェル社をはじめ取り扱う全てのメーカーおよび製品に係わる校正設備を整え、メーカーによる技術研修を修了しています。
      PSTジャパン株式会社では、メーカーからの技術研修修了書を保有した技術者によるPSTグループおよび販売代理店製品に関する、校正・修理サービスを国内で実施しています。
  • Q.取り扱う製品の実物を見ることはできますか?
    • A.
      はい、取り扱う製品(一部大型製品を除く)に関してデモ機および外観モデルをご用意しています。
      ご希望の機種がありましたら、PSTジャパン株式会社までお問い合わせください。
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